日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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日本人はどこまで減るか―人口減少社会のパラダイム・シフト (幻冬舎新書) 古田 隆彦 幻冬舎 2008-05 売り上げランキング : 206294 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
第一部は、生物に於けるキャリング・キャパシティの解説。それを人間社会に当てはめた「人口容量」の定義。
第二部は、人口波動、つまり、世界・日本の歴史(石器時代、農業革命、産業革命などの経済発展、文明の推移)に於いての人口の変化、波の存在について。
第三部は、人口波動説や人口容量説の視点から、第一部で挙げた人口減少社会の誤解十項目を中心に解説。
本書はまず、人口問題について今までの定義から見方、パラダイムを変えて考察しています。
例えば、高齢化について、高齢のラインを定義された50年前の65歳から75歳に引き上げる、少子化は生産効率を上げれば問題ない、など。
全体的に面白い見方ですが、定年を75歳としたり、生産効率を上げるなど、少々理想論染みている話が多いと思います。
第二部は人口学の本といった感じで少々分かりづらいですが、読まなくても第三部の内容は理解できると思います。
次世代の文明にならない限り人口減少は進むけれど、今までの定義、システムを変える事で決して悲観するような事ではないという、今後の日本に希望を持たせてくれる内容です。
オススメ:★★★☆☆
第二部は、人口波動、つまり、世界・日本の歴史(石器時代、農業革命、産業革命などの経済発展、文明の推移)に於いての人口の変化、波の存在について。
第三部は、人口波動説や人口容量説の視点から、第一部で挙げた人口減少社会の誤解十項目を中心に解説。
本書はまず、人口問題について今までの定義から見方、パラダイムを変えて考察しています。
例えば、高齢化について、高齢のラインを定義された50年前の65歳から75歳に引き上げる、少子化は生産効率を上げれば問題ない、など。
全体的に面白い見方ですが、定年を75歳としたり、生産効率を上げるなど、少々理想論染みている話が多いと思います。
第二部は人口学の本といった感じで少々分かりづらいですが、読まなくても第三部の内容は理解できると思います。
次世代の文明にならない限り人口減少は進むけれど、今までの定義、システムを変える事で決して悲観するような事ではないという、今後の日本に希望を持たせてくれる内容です。
オススメ:★★★☆☆
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