日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
![]() |
蹴りたい背中 (河出文庫) 綿矢 りさ 河出書房新社 2007-04-05 売り上げランキング : 48340 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
前作「インストール」で文藝賞を受賞した綿矢りさの受賞後初作品で、本作自体も第130回芥川龍之介賞を受賞しています。
僕は前作がとても気に入ったので、期待して購入しました。
主人公の女子高生「ハツ」の一人称で描かれているのですが、人付き合いを嫌い周囲を一方的に冷めた目で見ている…という性格の設定は、こういった作品にありふれたもので、特に新鮮さもありません。
高い文章力に助けられてまずまず読めるといったところですが、ありがちな思春期の葛藤や日常を描いているだけに、テーマの浅さをカバーするに足る物語の発 展性や掘り下げが足りなかったように思えます。
僕は自らが高校生の頃(6年ほど前)に読んだ時は面白かった記憶があるのですが、20代となった今読んでみると上述のような感想を持ちました。
主人公と同じ時期を生きる十代の人々ならば、きっと共感を持って物語を受け入れられるのかもしれません。
オススメ度:★★☆☆☆(2/5)
応援お願いします↓

僕は前作がとても気に入ったので、期待して購入しました。
主人公の女子高生「ハツ」の一人称で描かれているのですが、人付き合いを嫌い周囲を一方的に冷めた目で見ている…という性格の設定は、こういった作品にありふれたもので、特に新鮮さもありません。
高い文章力に助けられてまずまず読めるといったところですが、ありがちな思春期の葛藤や日常を描いているだけに、テーマの浅さをカバーするに足る物語の発 展性や掘り下げが足りなかったように思えます。
僕は自らが高校生の頃(6年ほど前)に読んだ時は面白かった記憶があるのですが、20代となった今読んでみると上述のような感想を持ちました。
主人公と同じ時期を生きる十代の人々ならば、きっと共感を持って物語を受け入れられるのかもしれません。
オススメ度:★★☆☆☆(2/5)
応援お願いします↓


PR
この記事にコメントする