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狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫) 狼と香辛料〈8〉対立の町(上) (電撃文庫)
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ローム川を下ってたどり着いた町ケルーベで、ロレンス達は女商人エーブを待ち伏せする。

町の入口でエーブの商隊を迎えたロレンスは、驚きと共に諦めたエーブとともに町に入り、協議を行うことになる。

ロレンスを傷つけた張本人を前にホロは納得がいかない様子を隠さず不満げだが、建前上和解したエーブから聞き出した狼の骨の情報は、今後の身の振り方を決めるのに重要な要素を持っていた。

しかしケルーベは川の三角州を挟んで町の中で対立が起こっており、ロレンスが思っていた以上に問題を抱えた町でもあった。

そんな折に自らが所属する商館を訪れたロレンスは、商館の若い主人キーマンから、狼の骨にまつわる話とともに、謎に包まれていたエーブについての話を耳にする…。



前巻が外伝的な短編集だったことから、待ちに待った本編の進行…だったのですが、副題を見て分かるように、本シリーズ初の複数巻に跨る話となります。

ようやくエーブを捕まえ6巻から続く因縁に一応の決着はついたのですが、ロレンスもさすが商人といったところで、安易に復讐ばかりを考えるわけではありません。物語のさらなる進展に繋がる重要な情報とともに、新たな利益を引き出そうとします。

続きがますます気になる進展に憎らしささえ覚えつつも、途切れる事なくその面白さが高まるシリーズとしての完成度にも期待を裏切られません。

オススメ度:★★★★★(5/5)



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