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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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二人の葛藤が良かったです。
町田茂樹と須川美花は、祖母の死によって異母兄妹である事に疑問を持ち、出生の秘密を探し始めるのですが、結局は社会では受け入れられない近親相姦という関係を持ってしまう二人。
しかし、その罪悪感が更に燃え上がらせてしまう。
その他、二人に関係のある登場人物の多くも、同性愛などの問題を抱えている。
愛、道徳そして幸福とは?

作中で、二人の血の事実が明かされることはありませんし、他の謎も分からないままです。
そういった点では読後感は悪く、消化不良ではあります。
ただ、謎は謎のままにして、二人はどういった選択を取ったのかという点を見れば、そのままにしておいても悪くはないです。

オススメ:★★★☆☆
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