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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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キノの旅〈8〉the Beautiful World (電撃文庫) キノの旅〈8〉the Beautiful World (電撃文庫)
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口絵「道の国」、「悪いことはできない国」

プロローグ「渚にて 旅の始まりと終わり」

第一話「歴史のある国」
キノが立ち寄った国は、かつて師匠が訪れた町でもあった。師匠が起こした「事件」は、違う形でこの国の「歴史」となっており…

第二話「愛のある話」

第三話「ラジオな国」
本シリーズで度々描かれる、現実のマスメディアを風刺した話。話題性を重視するあまり事実を粉飾し、時には歪めるコメンテーター。それを自覚した上でやっているのが恐ろしい。

第四話「救われた国」
とある国ではかつて天災や疫病に苦しみ、一時は国の崩壊すらも危惧されていた。それを救ったのは旅で訪れた男がもたらした宗教だった。人々は口を揃えてその宗教の偉大さを語り、男を宣教師様と仰いでいた。キノとエルメスは男との面会に通され、話を聞くことになるが…

エピローグ「船の国」
この巻のメインとなっているお話。エピローグと銘打っているにも関わらず、実にページ数の半分はこの中編に割かれている。シズが海を渡って隣の大陸へ行くために乗り込んだ船の国は、国全体が大きな船となっており、国内は支配者である上層部と配下の複数の部族によって構成されていた。シズが滞在中に案内役となった髪の白い少女・ティーと共に国内を調べているうちに、シズは隠された歴史と悲惨な未来を知る。何とか国を救おうとするシズだったが、その前には思いもよらぬ人物が立ち塞がっていた。



何と言ってもエピローグがメインで、今後もメインキャラクターの一人となるティーが登場します。

個人的には第一話「歴史のある国」も気に入っています。コメディ調に師匠の武勇伝が描かれているのは読んでいて面白いです。

オススメ度:★★★★★(5/5)


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