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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫) 名残り火―てのひらの闇〈2〉 (文春文庫)
藤原 伊織

文藝春秋 2010-06-10
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元タイケイ飲料の宣伝部課長であった堀江は、元タイケイ飲料取締役であり、親友であった柿
島が殺された事を知る。
死に疑問を持った堀江は、事件を調べるうちに、柿島の最後の勤め先である流通業界が絡ん
でいるのではないかと思い始め・・・。

サブタイトルに「2」とある通り、『てのひらの闇』の続編で前作より3年が経過していますが、基本
的な設定は変わっていません。
なので、背景を知るには先に前作を読んだ方が良いかもしれません。

見所としては、相変わらずの業界の詳細と、「オヤジ」成分。
堀江は49歳となり、パートナーの役割を務める、敏腕社長の三上は60歳。
枯れた中年コンビは渋いです。
ナミちゃんのバーで流れている「My Funny Valentine」は、堀江の雰囲気にあった曲だと思います。

藤原さんの描く物語は、シンプルで似通ったものが多いように思えますが、キャラクターは立っているので、そこに魅かれてしまいます。

オススメ:★★★★☆


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