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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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プラナリア (文春文庫) プラナリア (文春文庫)

文藝春秋 2005-09-02
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直木賞受賞作品、「プラナリア」他4作品を収録した短編集。

表題である「プラナリア」は、2年前に乳癌の摘出手術をして以来、職にも就かず怠惰な生活を送っている女性が主人公です。

家族や彼氏に甘えつつも、親切心を素直に受け取れず、自分はなんて不幸だと喚き散らす。
周囲に迷惑を掛けていると自覚してるにも関わらず、変わるつもりもない自分を嫌悪し、同じ日常を繰り返していく。

彼女には、反感と同時に共感が持てます。

ラストはハッピーエンドではなく、読後感はスッキリしないかもしれませんが、そのリアリティが本書の良いところだと思います。

オススメ:★★★★☆

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