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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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ホロの活躍によって、テレオの村を無事に発つことが出来たロレンスたちは、次の町レノスを訪れる。

そこにはホロの狼神としての伝承が残っているとされ、ホロの故郷の手がかりを探すことになる。

しかしロレンスは町の中で起こっている不穏な動きから、新たな儲けを得られないかと商売魂を抑えられずにいた。

そんな折に、宿で出会った商人に危険な儲け話を持ちかけられるが…。

「いい加減にしろ!」と言いたくなるほど、儲け話には手を出さずにいられないロレンスに呆れつつも、それによって生まれる展開はやはりワクワクさせてくれます。

ただしこの巻の話は以後に続く展開のための布石といった一面も持っているので、終盤は盛り上がりにやや欠けます。

ところで、この巻あたりからロレンスとホロの言葉の掛け合いの形や質が、少しずつ変わってきている気がします。

互いの理解が深まった現れなのでしょうが、ややのろけた会話も生まれます。時には読んでいて恥ずかしくなるような。

しかしそれが嫌なものではなく、とても微笑ましく穏やかな気持ちにさせてくれるのは、このシリーズ全編を通して続いている特徴です。

6巻以降の新たな流れを楽しむための前菜として、この巻はのんびりと読んで楽しめれば良いと思います。

オススメ度:★★★★☆(4/5)


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