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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫) 狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)
文倉 十

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港町パッツィオにおける一悶着で儲けた金を代替として受け取った胡椒を元手に新たな物資を手に入れ、教会都市リュビンハイゲンでさらなる儲けを狙うロレンス。

共に旅を続ける事となったホロを荷馬車の御者台の隣に乗せ、城門をくぐるロレンスは、思いも寄らぬ事実に直面します。

絶体絶命のピンチを切り抜けるために、ひょんな事から知り合った羊飼いのノーラに壮大な計画を持ちかけるロレンスの心理描写はとてもリアルで、最後までハラハラとさせられました。

いつもながら謎かけの効いたホロの言葉に惑わされながらも、ロレンスたちは少しずつ互いの心を通わせていきます。

この巻の冒頭のイラストカットで早くもネタバレしてしまうのですが、ロレンスとホロの気持ちがすれ違い、仲違いを起こす場面があります。読んでいて胸を締め付けられるような感覚を覚えました。

ラストはいつもながらすっきりとしていて、読後感も良いです。

オススメ度:★★★★★(5/5)
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