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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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チャーチルが愛した日本 (PHP新書) チャーチルが愛した日本 (PHP新書)
関 榮次

PHP研究所 2008-03-15
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イギリスの歴史的な名宰相、ウィンストン・チャーチルは終生、日本に対して好意と深い理解を示し続けた。幼少の頃、愛する母から伝えられた美しい日本の印象が、忘れがたい印象として残っていたからである―。

本書の構成。

第一章は、両親、特に母であるジェニー夫人を中心とした親族や王族、貴族との関係を解説。

第二章はジェニー夫人の日本紀行をまるっと抜粋しています。
チャーチルの親日感情に多大な影響を与えた母、ジェニー夫人は明治中期の日本を愛してやまなかったそうです。

第三章では、著者の考察があるので一概に言えないのですが、日本との戦争回避に尽力したチャーチルの人となりを見ることが出来ます。
手記からの引用が多々なので、そうだと日本に理解を持っていたのだと思って良いのかも知れません。

第四章は、戦後の反日感情溢れる英国と日本の関係修復に心を砕くチャーチルの姿。
明仁皇太子殿下(今上天皇)レセプションでのチャーチルの配慮、計らいによって英国民の反日感情も和らいだそう。
この時の演説は興味深い、印象的なものでした。


巻末の参考文献欄はなかなかの数。
本書を読んで、チャーチルに対する印象は良い方に変わりました。

オススメ:★★★★☆

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