日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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一部の事実、もしくは曲解・誇大解釈した事実の上に、筆者の主観に基づいた分析を厚く塗り固めた感じです。ただし時折、思い出したように正論が書かれる事もあります。
あまりにも「中国万歳」な論調に辟易として、最後まで読むのが億劫になるほどでした。
本著の最後に設けられた『おわりに』というあとがき部分には、作者の言葉として「私は経済学者として、事実に反してどちらかの国に偏向するようなことがないよう、常に冷静な分析を行うべく努めてきた。」と述べていますが、およそそれが実践されたとは思えないお粗末な内容です。
以前記事にした書籍『「日中友好」は 日本を滅ぼす! 歴史が教える「脱・中国」の法則』における冷静な見解と対照的でした。そういう意味で、同じテーマを同じ中国人の視点から書かれた両著を比較するのは興味深いかもしれません。
わざわざ買うほどの書籍ではないので、絶対にお薦めは出来ませんが、あくまで「比較対象」としてならば、多少の使い道がありそうです。
日中の歴史問題や経済関係にあまり詳しくない方が、最初の「入門書」の感覚でこの書籍を手に取ったら…と思うと心配になります。間違った認識を植え付けられないように注意。
オススメ度:★☆☆☆☆(1/5)
あまりにも「中国万歳」な論調に辟易として、最後まで読むのが億劫になるほどでした。
本著の最後に設けられた『おわりに』というあとがき部分には、作者の言葉として「私は経済学者として、事実に反してどちらかの国に偏向するようなことがないよう、常に冷静な分析を行うべく努めてきた。」と述べていますが、およそそれが実践されたとは思えないお粗末な内容です。
以前記事にした書籍『「日中友好」は 日本を滅ぼす! 歴史が教える「脱・中国」の法則』における冷静な見解と対照的でした。そういう意味で、同じテーマを同じ中国人の視点から書かれた両著を比較するのは興味深いかもしれません。
わざわざ買うほどの書籍ではないので、絶対にお薦めは出来ませんが、あくまで「比較対象」としてならば、多少の使い道がありそうです。
日中の歴史問題や経済関係にあまり詳しくない方が、最初の「入門書」の感覚でこの書籍を手に取ったら…と思うと心配になります。間違った認識を植え付けられないように注意。
オススメ度:★☆☆☆☆(1/5)
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