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狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫) 狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)
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「狼と香辛料」シリーズにおける外伝の2冊目です。短編2本、中編1本によって構成されています。

短編1つ目は『狼と黄金色の約束』。
4巻と5巻の間の出来事を描いたものです。
ロレンスとホロは、レノスに向かう途中で小さな村・ジサーズに立ち寄る。そこでは、ちょっとした揉め事が起こっていた。人も寄り付かぬ辺鄙な土地にあったそこは植民村で、新たに興された村特有の土地の問題を抱えていたのだ。それを解決すべく、ホロが出した妙案とは…。

短編2つ目は『狼と若草色の寄り道』。
時系列は不詳ですが、旅を始めたばかりの頃のロレンスとホロによる、荷馬車の上の会話劇といった内容です。本編中でも光る言葉の掛け合いを特に抜き出したような形でした。

最後に掲載されている中編は『黒狼の揺り篭』
今でこそ多くの商人や組織に一目置かれている女商人・エーブが、まだ商人となる前の姿を描いたお話。貴族であった彼女がどのようにして商人となったのか。彼女の過去が明かされる興味深い内容です。


短編二つはどちらもほのぼのとした内容で、シリアスな展開の続く本編から離れた和やかな展開でした。中編は今巻の目玉とも言える重要な話でしたが、エーブのこれまでに見られなかった一面を見ることが出来て面白かったです。

オススメ度:★★★★★(5/5)



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