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日々読んだ書籍の感想を淡々と書き残していくブログです。
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幸せをつかんだ犬たち 幸せをつかんだ犬たち
北浦 清人

平凡社 1996-03
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この本を読むことで得られるのは「感動」というよりも「教訓」だと思います。

「迷子の犬が飼い主と再会した話」や、「飼い主のために身体を張った犬の話」など、ありがちで安直なお涙頂戴の話だけを載せられていたらきっと読まなかったでしょう。

この本はそういった理想の話とは切り離された無情な現実を読者に突きつけてきます。

世の中で毎年、いかに数えきれないほどの犬が飼い主の身勝手な理由で捨てられているのか、そういった犬たちがどのようにさ迷い、餓死し、あるいは捕獲されて安楽死させられるのか。そんな現実に起こっている悲劇を伝えています。

「可愛い」と思うだけでは犬を飼ってはいけない、と改めて認識させられました。犬を飼うと決めたら、それは新しい家電を買うのとは訳が違い、その犬が死ぬまで完璧に世話をして、幸せな死を迎えるまで一緒に居る義務があるのです。

これから犬を飼おうと思っている人は、是非とも一度はこの本を読んでもらいたいです。

オススメ度:★★★★★(5/5)



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